2022年10月07日 18:12更新
上越市を代表する陶芸家、齋藤三郎も講師を務めたという新潟大学高田分校芸能科。その教官や卒業生の制作した絵画や彫刻を集めた展覧会が、あす8日(土)から小林古径記念美術館ではじまります。
新潟大学高田分校芸能科は1949年から1982年まで、高田城址公園にありました。
「芸能科の記憶」と題した展覧会には、かつての教官と卒業生52人の作った日本画、西洋画、彫塑など52点が展示されています。
小林古径記念美術館 学芸員 伊藤舞実さん
「高田分校が1982年に閉校になり今年で40年の節目になる。勢いのある大学があったことを知ってほしい。当時を知る人には当時を懐かしんでもらう機会になれば」
芸能科には絵画科から音楽、体育など、5つの専門課程がありました。
これは、卒業生が撮影した実際の授業風景です。分校は少人数だったこともあり、アットホームな雰囲気で、学生たちは熱心に学びました。
学生たちは卒業後、中学高校の教壇に立ち県内外で美術教育を支えたということです。
この洋画は、音楽科の学生をモデルに、当時の教授が描いたものです。
これは、卒業生で上越教育大学で教鞭をとった吉田行雄の作品です。
「芸能科の記憶~学び舎から飛び立った作家たち」は、8日から12月18日まで、小林古径記念美術館で開かれています。
9日(日)には、分校の非常勤講師だった前文化庁長官、宮田亮平さんのトークライブが午後2時から開かれます。当時の秘蔵写真の披露もあるとのことです。入場は無料ですが入館料が必要です。
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