2022年10月04日 17:09更新
任期満了に伴い今月30日に行われる妙高市長選挙をめぐって、現職の入村明市長に公職選挙法違反の疑いがあるとして、元県議の近藤貞夫さんが妙高警察署へ告発状を提出していましたが、警察に3日に受理されたことが分かりました。
4日(火)に会見 元県議の近藤貞夫さん
これは元県議の近藤貞夫さんが4日(火)に開いた会見で明らかにしました。
近藤さんはこの7月、入村市長が妙高市長選挙に立候補を表明している前の観光商工課長、城戸陽二さんの名刺を複数の職員に手渡し、投票を依頼したとして公職選挙法違反の疑いで市長を告発していました。
妙高市の選挙管理委員会は、市長による投票依頼は確認できなかったとして法に触れる恐れはないと判断していました。
近藤さんによりますと、告発状は妙高警察署からの指摘で6回修正したうえ、3日に受理されたということです。
元県議 近藤貞夫さん
「修正は選挙が終わるまでの引き延ばし作戦だと思う。出来るだけ早く捜査を」
そのうえで、近藤さんは去年4月に行われた糸魚川市長選挙をめぐり元副市長が刑事告発されたことを例に挙げながら、今回の告発について「証拠と証言がある。書類送検はされるだろうと思っている。」と話しました。
告発状の受理について県警本部は「個別の案件に対して答えられることはない」と答えました。
このほか会見では、城戸さんが開いた集会で、顔写真を使ったチラシなどが配られていたとして、これはあきらかな選挙の事前運動違反にあたると、近藤さんが入村市長とは別に城戸陽二さんを告発すると明かしました。
元県議 近藤貞夫さん
「城戸さんの告発状はきょう提出した」
なお、近藤さんは、市長選に立候補を表明している市議の宮澤一照さんの相談役を務めています。
県選挙管理委員会によりますと、候補の写真入り(大きさによる)チラシを不特定多数に配布する場合は、事前運動違反になる可能性があるとしています。事前に相談は受けますが、すでに配布後であれば、警察の判断に委ねることになると話しています。
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