2022年09月30日 11:44更新

9月22日(木)、上越市稲田4丁目の市道で自転車に乗っていた91歳の男性が車にはねられ亡くなりました。これを受け、上越警察署などが29日、稲田地区の世帯を回り、車の運転に気をつけるよう呼びかけました。

事故があったのは上越市稲田4丁目の市道です。9月22日(木)午前10時30分ごろ、近くに住む91歳の男性が自転車で道路を横断しようとしたところ、75歳が運転する軽自動車にはねられ、頭などを強く打ち、亡くなりました。 

これを受け上越警察署や交通安全協会など16人が29日、稲田3丁目と4丁目の約110世帯を回り、チラシや反射材などを配って注意を呼びかけました。

 チラシを受け取った72歳の女性
「車を運転する側からすると、お年寄りの自転車が怖い。これから日が短くなるので、夕暮れ時は車を運転しないようにしたい」

上越警察署によりますと、ことし管内の交通事故で亡くなったのは9月28日までに4人で、去年の同じ時期と比べ1人増えました。また人身事故、けが人ともに増加傾向にあります。

上越警察署管内（1月～9月28日）
・人身事故 135件（昨年比＋4件）
・けが人 　147人（昨年比＋9人）
・死者 　　　4人（昨年比＋1人）

 警察では日が沈むのが日に日に早くなるため、車のライトを早めにつけるなど運転に気をつけるよう呼びかけています。

 上越警察署交通課 板垣昌利 係長
「（車の運転中）自転車の存在を確認していながら、漫然と運転してしまう『動静不注視』。高齢者は予測不能な動きもする。速度を落として十分間隔を空けて通過してほしい」