2022年08月27日 19:46更新
子どもからお年寄りまでが一堂に集まり、一緒にごはんを食べあって地域のコミュニティを育む催しが上越市大潟区潟町にある西念寺の境内で27日に開かれました。
この催しは「おおがたみんなでごはんプロジェクト」と題して西念寺と大潟ライオンズクラブが開きました。大潟区民のほか、家族が大潟区居住であれば誰でも参加でき、18歳未満の子どもと75歳以上のシニアは200円で。大人は400円で昼食を食べることができます。
大潟ライオンズクラブの五十嵐郁代さんは「最初はこども食堂も頭にあったが、コロナ禍で地域の支えあいや地域サロンも閉鎖になった。ごはんの食べる場所やお年寄りが一人で出かけない状態が続いていた。せっかくなので、子どもに限らず地域の人がコミュニケーション取れるほうがいいのではないかと思い、すぐ実行に移した」と話します。
プロジェクトはことしスタートし、4月と5月にも会を実施して今回が3回目です。今回のメニューはおにぎりと夏野菜のカレースープ、ポテトコロッケ、無限ピーマン、かぼちゃサラダ、フルーツ寒天。どれもプロジェクトに寄付された食材を使って作られました。
正午近くになると続々と参加者が集まり、境内に用意されたテーブルで大人も子どもも和気あいあいと食事を楽しんでいました。
70歳の男性「うまかった!まことにうまい。きょうは家に俺だけで飯は何しようか迷っていたが、これがあって良かった。地域の人と普通にあんまり会話することがないから良いと思います」
小4の女子「ここに来たのは3回目。なんかちょうど夏だし外で食べる雰囲気もいい」
このグループに話を聞くと、「いま近所の情報交換している。今は無縁社会になっているから、こういうところじゃないと話が聞けない。隣組でも家族構成がわからない場合もある。こういう集まりがあると色々情報が聞けて非常に良いし楽しい会。これからも続けてほしい」と話していました。
五十嵐さんは「参加者が次いつやるんだねって聞いてくれるのがありがたい。今度ずっと続けていく予定。高齢者だけ、子どもたちだけではなく、世代を超えて色んなところで会っても、あのときに会った人と会話が弾んで、次の場所でも交流が生まれるなど広がっていってほしい」と話しています。
次回の「おおがたみんなでごはんプロジェクト」は11月5日を予定しています。当日はフリーマーケットも開催される計画です。
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