2022年07月16日 17:38更新
来年春に行われる新潟県議会議員選挙に現職の小山芳元議員が出馬せず、その後継として上越市議会の牧田正樹議員が立候補することになり、支持者を前に選対本部の集会が16日に開かれました。
牧田正樹さんは旧東頸城郡松代町出身の57歳です。松代高校卒業後、新潟県職員を経て、2016年の上越市議会議員選挙でトップ当選、現在市議を2期務めています。
集会では県議を7期務めた社民党県連代表の小山芳元さん(74)が挨拶に立ち、「まだまだ余力は十分にありますが、この余力を私の後継者の当選のために使いたいという思いで、昨年の暮れに牧田正樹さんに後継をお願いしたところ。きょうが正式に私の引退であり、牧田正樹さんにバトンタッチをする発表の場」と話しました。
これに対し、牧田さんは「小山県議が7期やってきたこと。県民の暮らし・命を守る取組みをずっとしてきた大事な議席をここで途絶えさせて良いのか。私が県議選立候補しようとを決意した。きちんと上越地域の声、働く者、社会的弱者の声を県政に届けていきたい」と述べました。
その上で牧田さんは、「農業とモノづくりを生かした雇用と経済の再生」、「ジェンダー平等、教育、子育てNo.1の県を目指す」など、7つの政策を掲げました。中でも、柿崎病院や妙高病院を市の運営に移譲しようとする県の方針については「医師や看護師など県立のネットワークはなくしては人は集まらない。地域医療を守る取組みを精一杯やっていきたい」と反対するほか、柏崎刈羽原発の再稼働も反対の立場を示し、原発30キロ圏内にある自治体が再稼働の事前了解権を含む安全協定を結べるよう求めていくことに力を入れるとしています。
牧田さんは新社会党に所属していますが、県議選には無所属で立候補する考えです。また当面は市議のまま政治活動を続けていくことにしています。
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