2022年07月13日 09:00更新
コロナ禍で休館していた三和区の「三和ネイチャーリングホテル米本陣」が、有料老人ホームとして再活用されることになったため、施設を積極的に利用してきた地元住民の団体、「米本陣すまいるクラブ」が解散しました。これにあわせクラブは12日(火)、会費の残金20万円あまりを三和区にある保育園や小中学校に、図書の購入費用として寄付しました。
「すまいるクラブ」は米本陣を盛り上げようと、地元住民が中心となって令和元年に発足しました。会員数は260人あまりです。
しかし、コロナ禍による経営不振で運営会社の三和振興が解散し施設は休館となりました。
市では、施設の再活用を模索していましたが、このほど関東を中心に老人ホームなどを展開するアグリケアが施設を取得し、有料老人ホームとして再スタートさせることになりました。
こうした中、すまいるクラブは米本陣の温浴施設などを利用できなくなったとして先月30日に解散しました。
すまいるクラブ 小林則子代表
「全員が『さみしい』の一言。施設に入れば木のぬくもりを感じる。本当に残念」
12日(火)は「すまいるクラブ」の小林則子代表が、上越市立上杉小学校を訪れ、岩野泰俊校長に会費の残金21万円あまりを寄付しました。
寄付金は、上杉小学校、美守小学校、里公小学校、三和中学校、さんわ保育園に配分され、図書の購入費にあてられます。
上杉小学校 岩野泰俊校長
「情操教育や学力向上のために有効に図書として使わせてもらう」
アグリケアでは、施設を有料老人ホームに転用した後、温浴施設とレストランを一般に開放するとしています。
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