2022年07月08日 11:00更新
こだわりの地域産品を直接ヨーロッパ市場に売り込む中小企業が増えています。そのサポートしている会社を講師に招いたビジネスセミナーが7日(木)にJCVで開かれました。
セミナーは東経連ビジネスセンターの協力でJCVが開きました。この日のテーマは「地域発ダイレクト海外 中小企業の実践ユーロマーケット発信」です。
講師は、ヨーロッパで販路開拓を目指す中小企業を支援している「コミューナ」の代表取締役齋藤高晴さんとヘイリー・ゴーヴァンさんです。
この会社では、期間限定で出店する「ポップアップストア」やネットを使って直接消費者に物やサービスを販売する「ECサイト」の立ち上げや運営をサポートしています。
齋藤さんはヨーロッパには日本の地方の食べものや伝統文化に魅力を感じている人が多いことを紹介。地方の中小企業もアピールしやすい市場だと説明しました。そして宮城県の老舗和菓子店がベルギーに期間限定で店を出した際にサポートした例を紹介しました。
出店の場所探しには専用のウエブサイトを活用。店のPRにはフェイスブックの広告を利用することで、コストをおさえながら効果的なPRができたということです。
齋藤さん
「地方の中小企業であっても、ヨーロッパで期待できる効果がある」
また、ネットショップの「ECサイト」は、簡単に構築できるアプリがあるほか、小口であっても関税などの手続きを引き受ける配送業者があり、こちらも参入のハードルが下がっているということです。
齋藤さんは「近い将来、地方の企業が普通にヨーロッパに販売する状態が可能になる」と講演を締めくくりました。
齋藤さんは「上越妙高は、雪国の文化とか人の知恵や技術が産品に出ている地域。しっかりストーリーを伝えられれば海外で受け入れられる物がたくさんある。がんばってほしい」とエールを送っていました。
このセミナーの模様は後日、JCVで放送されます。
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