2022年07月07日 15:30更新
江戸時代に金を運んだ佐渡市の京町通りで、相川音頭に合わせ踊りを流す「宵乃舞」が3年ぶりに島外の団体も参加して6月3日から2日にわたり開催されました。
宵の舞は、かつて京都などから仕入れた呉服を売っていたことからその名がついたとされる京町通りで、民謡の楽しさを表現すると共に、周辺地域の活性化を目的に開催されています。初日の3日は相川小学校3年生から6年生の踊りでスタートし参加した15人の児童が日ごろの練習の成果を披露しました。
例年島外からの参加もあり多くの人でにぎわう宵乃舞ですがおととしと昨年は新型コロナウイルスの影響で参加を島内のみに限定していました。しかし今年は新型コロナが落ち着いていることから3年ぶりに島外の団体の参加があり2日間でのべ15団体、およそ 300人が参加しました。
踊り手たちは、大工町から佐渡奉行所内までぼんぼりに照らされた道を地方の歌や三味線が奏でる相川音頭に合わせて流しました。風情溢れる宵乃舞を一目見たいと訪れた人達は、幻想的な舞いに酔いしれ、その姿を写真に収めていました。
訪れた観光客
「粋で勇ましい踊りに感動した。最後まで楽しみたい」
流しの最終地点、佐渡奉行所跡では無数の明かりに照らされる舞を訪れた人は心ゆくまで楽しんでいました。
宵乃舞実行委員会事務局によりますと、2日間で去年の2倍ほど、のべ6,500人が足を運びました。これはコロナ禍前の3分の2ほどの人出だということです。
佐渡テレビジョン
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