2022年06月22日 17:54更新
上越市高田地区にある空き町家を活用してにぎわいを作ろうと、上越市立大町小学校の5年生が22日、仲町6丁目の空き家を見学しました。
大町小学校の5年生33人は「町家を彩る」をテーマに、町家を活用したまちづくりについて学んでいます。きょうは5年ほど前から空き家になっている仲町6丁目の町家を見学しました。この町家は明治時代に建てられたとみられ、児童は興味深そうに雪国ならではの家の特徴を探していました。3階の屋根裏を見学した男子は「こんな天井を見るのは初めて、すごいと思った」と感動していました。
この空き家は、雁木町家の保存活用に取り組んでいる団体、「雁木のまち再生」が買い取ったものです。児童は団体の許しを得て、空き家の入居者が決まる前、7月1日に親子活動の会場として使うことにしました。
見学を終えた子どもたちは「町家の内部の写真を撮って、どういう所か説明を書いて町家内の部屋に貼り、空き町家を好きになってもらえたら」「以前の学習で旧今井染物屋で作った小さい着物などを飾ればもうちょっと部屋が明るくなるのでは」などアイデアを出し合いました。
感想を尋ねると「町家の階段は玄関のすぐそばにあり、そういうのは見たことなかったのですごかった。空き家になっているのはもったいない」「建物はきれいだった。前住んでいた人の分まで、ここで色んな人を盛り上げたり楽しませたい」と話していました。
雁木のまち再生の岩野秀人理事は「児童の取り組みはありがたい。地域にとけこむ場所を作りたかった。この辺は駅にも繁華街にも近いが、住宅街でもあり良い場所。できれば地域の人に開かれた場所にしていきたい」と話していました。
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