2022年06月22日 17:31更新
棚田で昔ながらのコメ作りに取り組んでいる上越市立牧小学校の児童が21日(火)、田植えの終わった田んぼにコイを放しました。
牧小学校の5、6年生14人はコイを使ったコメ作りに取組んでいます。
コイを田んぼに放すと水が濁り、雑草が生えにくくなるほか、水中の虫を食べてくれる効果があります。
14人が自ら田植えした棚田に「育てよ~」と声をかけながらコイ18匹を放しました。コイは大きさが15センチから20センチほど、長岡市栃尾から取り寄せたものです。
児童
「秋になって大きなコイや米を育てられるよう観察していきたい」
児童
「(秋には)コイが30センチくらいになると聞いて衝撃的。また来たい」
児童
「いろいろなコイにさわれて稲の成長も確かめられて良かった」
この日は、コメ作りを指導している地元の農事組合法人「雪太郎の郷」の代表、佐藤健一さんが、児童に昔の農家の暮らし方などを説明しました。
佐藤さん
「冬になると魚がなかなか食べられなかった。玄関先や縁の下に穴を掘ってコイを飼っていた。冬にすくってタンパク源として活用していた。そういうことは昭和30年代から40年代前半に終わってしまった……」
稲刈りの日には、田んぼの水を抜いて、児童がコイを捕まえることになっています。その後、コイ料理を味わうということです。
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