2022年06月16日 08:33更新
15日(水)の年金支給日に合わせて特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、上越警察署と上越市消費者協会が、市内のスーパーで買い物客にチラシなどを配り注意を呼びかけました。
この呼びかけは、年金支給日に合わせて定期的に行われています。15日は上越警察署と上越市消費者協会の会員あわせて8人が買い物客にチラシなどを配りました。
チラシには「ATM操作ではお金は戻らない」と還付金詐欺の注意が書かれています。
生活安全係 髙橋泰将 係長
「犯人グループはお金が手元にある時期を把握している。年金支給日などは注意してほしい」
上越警察署管内では、ことしに入ってから特殊詐欺の被害が相次ぎ、14日現在で13件、被害総額は469万円となっています。このうち被害件数は過去4年間で最も多く、被害者は10代から80代と幅広いのが特徴です。
警察によりますと、最近の手口としてメールや電話で「有料サイトの料金が支払われていない」など、世代を問わない内容でだまし取ろうとするケースが増えているということです。
また、還付金詐欺も多発しています。先月23日には上越市内の60代女性が、市内の職員を名乗る男からの電話で「介護保険料の還付金がある」と嘘の話をもちかけられ、現金およそ100万円をだまし取られる被害がありました。
買い物客
「自分は大丈夫、上手に対応できると思っているが、いざその立場になると精神的にそういう(振り込む)状態になってしまうのかもと。気を付けたいとは思っているが…」
生活安全係 髙橋泰将 係長
「まずは、特殊詐欺の手口に興味を持ってほしい。いろいろな手口があり日々変わっている。不審な電話やメールがあれば、迷わずに警察や家族に相談を」
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