2022年06月06日 16:58更新
還付金詐欺の被害を未然に防いだとして、新井信用金庫中郷支店に6日、妙高警察署長が感謝状を贈りました。
感謝状が贈られたのは、新井信用金庫中郷支店の支店長、風間祐一郎さんです。
妙高署によりますと先月23日、午後4時半頃、中郷区に住む60代女性の自宅に、市役所の職員と名乗る男から電話があり、還付金があるといわれました。
女性が、男と携帯電話で話しながら、新井信用金庫・中郷支店を訪れ、ATMを操作していたところ、それを見ていた行員が女性に声をかけ「電話の相手は知り合いか?」と尋ねたところ、知り合いではないと答えたということです。
新井信用金庫中郷支店 風間祐一郎支店長
「事前に止められたのは良かった。財産を守るのは金融機関の使命。これからも声かけを続けて詐欺被害防止につとめていきたい」
妙高警察署 生活安全課 藤原幹雄係長
「(被害女性の話)市職員をかたる男は丁寧な口調で、だまされていると感じなかった。犯人側は巧妙な口調でだまそうとする。ATMで還付金を受ける話は詐欺を疑って。電話でお金が戻る話があったら、詐欺を疑ってほしい」
妙高警察署管内では、今年に入って2件、あわせて約770万円の特殊詐欺被害が発生しています。また今月3日には、県内各地で特殊詐欺の前兆電話が確認されたという事です。
今回の事案では、市からの還付金があると言いながら、男の電話番号が東京を示す03で始まっていたということです。妙高署ではATMで電話をしながら操作をしている人を見かけたら、詐欺の疑いがあるので、声掛けをお願いしたいと話しています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.