2017年08月09日 17:06更新
中学生が日ごろ感じている考えや思いを発表する「わたしの主張~上越地区大会」が9日開かれ、19人が身近な問題について発表した。
この催しは、中学生が自分の考えを自分の言葉で発表することで、自らの成長だけでなく、同じ世代の中学生や地域住民にその思いを知ってもらおうと新潟県が毎年開いている。
上越地区大会には、県の呼びかけに応じた上越市と妙高市の中学校19校で選抜された代表が出場。審査のポイントは「中学生らしい発表か」「聞く人が共感できるか」などで、出場者はおよそ5分の持ち時間をフルに使いそれぞれの考えや思いを発表した。
このうち上越市立春日中学校3年の佐藤瑞稀さんは、引っ越しを繰り返した経験で得た考えを発表。親しい人と別れることで閉じこもりがちだった佐藤さんは、離れ離れになった親しい友達からもらった手紙を紹介。その手紙に書かれていた「自分から話しかけてね」との言葉に励まされ、閉ざしがちだった心の扉が開け、新しい環境に飛び込む勇気と自信が得られたと語った。
審査の結果、最優秀賞には城東中学校の杉本智宏さんが、優秀賞には新井中学校の横山楓さんと頸城中学校の木花葵さんが、選ばれた。最優秀賞の杉本さんは、他の地区大会で最優秀賞に選ばれた13人とともに9月に柏崎市で開かれる県大会に出場する。
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