2022年05月20日 18:09更新

上越市議会の新しい正副議長が20日決まりました。選挙の結果、新議長には3期目の石田裕一議員、副議長には5期目の渡邉隆議員が選ばれました。

上越市議会の議長や副議長は2年で交代します。きょうの議長選挙には政新クラブの滝沢一成議員と、みらいの石田裕一議員の2人が立候補しました。選挙に先立つ所信表明で滝沢議員は、本来議会は行政を正すべきもので、そのエネルギーを議会内部の軋轢に費やしてはいけないと述べました。

一方、石田議員は議会は中立公正な職務を遂行すべきだとして、民主的な運営をめざしたいと述べました。

選挙の結果、滝沢議員が14票、石田議員が18票獲得し、石田議員が新しい議長に決まりました。

選挙後のインタビューで滝沢議員は「いまの市長はこれまでの村山市長と価値観が違う。自分の信念を持っているので、それがいま若干の混乱を招いているところもあると思う。今から立て続けに第7次総合計画をはじめ、大きな市の計画が出てくる。それがしっかり市民の生活や幸福に結びつくものになっているか見なければ。足りない・違うとなれば、議会が『立法』してみせることを示していきたい。これからその2年間になると思う。石田議長が選ばれたので、しっかり支えていきたい」と話しています。

一方、石田新議長は「この重責に押しつぶされないよう、しっかり取り組んでいきたい。（Ｑ.議会は市長の追認機関とも言われることもあるが？）私自身、村山市政は評価していたが、本人の電話番号も知らないくらいで、村山さんとはそんなに話もしなかった。そのスタンスは中川市長にも変わらないので、是々非々で良いものは良い、悪いものは悪いで判断していきたい。本当に開かれた議会を目指していくので市民の皆さんよろしくお願いします」と話していました。

また副議長選挙には日本共産党議員団の平良木哲也議員と久比岐野の渡邉隆議員が立候補し、渡邉議員が22票を獲得して副議長に決まりました。このほか市議会の特別委員会に今回、「通年・広域観光推進特別委員会」が新たに加わりました。委員長には安田佳世議員が選ばれています。