2022年05月09日 17:10更新

上越市の柿崎区と板倉区の中山間地で、農業や特産品開発に取組みたいと2人の男性が市の地域おこし協力隊に採用され、9日に中川市長から辞令が手渡されました。

左：莊司勇太さん（41）　右：福井拓也さん（34）

上越市の地域おこし協力隊に採用されたのは、北海道出身でコメづくり農家を目指す莊司勇太さん41歳、そして、京都府出身で地域の特産品の開発を目指す福井拓也さん34歳の2人です。任期は3年です。

2人のうち、莊司さんは2年前に初めて訪れたという柿崎区東横山集落で活動します。コメづくりを学びながら、地域の魅力を発信したいと話します。

莊司勇太さん
「東横山には大出口泉水という良い水があるのでアピールしたい。3年後には農業で生計を立て地域の人と東横山を盛り上げたい」

一方、福井さんは板倉区寺野地区で活動します。これまでの2年ほど、無印良品直江津で移動販売を担当し、寺野にも訪れていました。これからは、やすらぎ荘でのイベント支援や情報発信をはじめ、特産品の開発にも取り組みたいと意気込んでいます。

 福井拓也さん
「特産品販売とシバザクラ観光の促進に力を入れたい。定住に向けて３年かけて魅力を発見し、発信伝えられる仕事ができれば。地域の人メインで楽しく取り組んでもらえるようサポートしたい」

中川市長は「マイナスをプラスに変えなければならない。よそから来た人でないと分からないことがある。ぜひいろいろ教えていただきたい」と期待していました。

上越市の地域おこし協力隊は、今回の2人の採用で12人になりました。