2022年05月09日 16:07更新
ベトナム人の技能実習生を上越市と妙高市の事業所などが受け入れることになり、9日に事前講習の入校式が開かれました。受け入れはコロナ禍で3年ぶりのことで、実習期間は3年です。
入校したのは20歳から30代前半のベトナム人の男女23人です。実習生の受け入れはこれまでコロナ禍で入国制限があったため、およそ3年ぶりになります。
全員が1か月にわたり、日本の交通ルールや災害時の対応などの講習を受けます。そのあと、上越市のリボーン、妙高市の新井コロナなど、介護や建設、食品加工業など9つの事業所で3年にわたり実習に取組みます。
入校式は実習生の受け入れ事業に取り組んでいる「かみえちごPネット協同組合」が開きました。
かみえちごPネット協同組合 福島信之 理事長
「上越市で技能を身に付け、優秀な人材に成長して元気な姿でベトナムに帰ってほしい」
かみえちごPネット協同組合によりますと、実習生の受け入れは15年間で延べ500人ほど。これまで中国人の受け入れが多かった中、最近はベトナム人が増えています。ベトナムの農家の平均年収は日本円でおよそ20万円、仕事を学ぶ意欲が高いということです。
福島 理事長
「生産労働人口というか日本の生産性は苦しい状況に陥る。『外国人で何とかしよう』ではなく力を借りる時代がくる。みんなが成長できる環境を協同組合でバックアップしていきたい」
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