2022年05月07日 16:36更新
日本のアンデルセンといわれた児童文学作家、小川未明の生誕140周年を記念して、上越市幸町の未明の生家跡に詩碑が建てられ、7日、除幕式が開かれました。
詩碑には「弱き者の為に立ち 代弁なき者のために起つ 我これを藝術の信條となす」と刻まれています。未明が古稀記念に書いたものです。
これは、未明の生誕140周年を記念して、小川未明研究会が考案し樋口石材店が制作しました。 隣の石塔は東京都杉並区高円寺の未明の自宅にあったもので、自宅を取り壊すときに移築されました。
この日は上越市の中川市長や未明の孫、英晴さんも来越しました。
英晴さんは「未明の芸術を一言で表している文章を選んでいただき感謝している。未明が生まれた場所に詩碑と石塔があることで、未明の魂が帰ってくる場所ができたと嬉しく思う。」と、感謝の言葉を述べました。
除幕式の後には生家周辺を回り、未明が書いたエッセイを参考に当時の生活を振り返りました。
小川未明研究会の小埜裕二代表は「今後、この詩碑や石塔をシンボルとして、生家を再建し、観光拠点として市外からの観光客を誘いいれたい。」と話していました。
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