2022年03月31日 18:21更新
上越市の中川幹太市長は、2か月後に行われる新潟県知事選挙に向け、県立柿崎病院を県立のまま存続することを条件に、花角知事を支持したい考えを29日の記者会見で示しました。一方、一部の報道で花角知事が「病院問題と知事選での支持は直接つながらない」と答えたことが伝えられました。これを受けて中川市長は31日、JCVの取材に対し、柿崎病院の存続など、状況を見極めていきたいと答えました。
国と県は、上越地域を医療機関の再編・統合を進める重点支援地域としています。その中で県立柿崎病院は、県立から上越市による運営が検討されています。29日の会見で中川市長は「柿崎方面には診療所が少ない。柿崎病院が無ければ医療体制がもたない現状がある。柿崎病院は県立として維持してもらうのが、私たちの基本的な考え方」と話しました。
また2か月後に迫った県知事選挙では、現職の花角英世知事と脱原発を訴える市民団体の代表で、会社役員の片桐奈保美さんが立候補を表明しています。こうした中、中川市長は会見の中で、柿崎病院の県営を維持することを条件に、花角知事を支持したい考えを明らかにしました。
中川市長「色々な市政と県政の間のやりとりがあるので、その中である程度「約束」を守ってもらえるようなら花角知事を応援することも考える。(柿崎区での設置が検討されている)最終処分場のやりとりもあるので、お互い様なのかなと思っている」
これに対し、一部の報道で花角知事が「病院問題と知事選での支持は直接つながらない」と話したことが伝えられました。中川市長は31日、JCVの取材に対し、次のように答えました。
「(応援の)条件というか、それぞれ色んな協力関係があるので、そこをきちっとやっていければいいなというぐらいのもの」
「柿崎病院は残さないといけない。いずれにしても話し合いながら応援に向かって進んでいきたい」
また、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働について、反対の意思を示している片桐奈保美さんを支持しないのかとの質問に対しては、次の様に答えました。
Q 「市長は反原発リベラルですよね?」
中川市長「はい。でも花角知事も原発推進というより、安全のためにきちっとやっているので、私が反対する部分はないと思う」
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