2022年03月18日 19:02更新
蒸気機関車の乗車体験ができる直江津D51レールパークは、冬期間の休みが明けて、今週末19日から営業が始まります。施設の一部をリニューアルして、より安全に親子連れが安心して楽しめるようになっています。
D51レールパークは、去年4月にオープンしました。新潟県の鉄道発祥の地をアピールしようと、えちごトキめき鉄道が、直江津運転センターに残るJR時代の転車台や扇形庫を活用しました。最大の目玉は蒸気機関車D51の乗車体験です。1年目はコロナ禍にあっても、土日祝日に子どもの夏休みを合せた約100日間の稼働で、入込数は1万2000人にのぼりました。このうち7割が親子連れで、3分の1が地元の上越3市からの利用でした。
パークの春田啓郎園長は「当初スタッフの間では、鉄道マニアが多いと予想していたが、案に相違して30~40代の若い父母と小さなお子さんの家族連れが多かった。非常に手応えを感じている。商品ラインナップもそこに合わせないと。ことしはより多くのお客さんに楽しんでいただきたい」と話しています。
冬の休業期間には、親子連れが安心安全に利用できるよう、リニューアル工事が進められました。まず砂利などで足場が悪かった扇形庫の中を、アスファルトで平らに整備しました。
また、これまでグッズショップが入っていた旧国鉄急行色の413系電車車両は休憩所に変わります。グッズショップは扇形庫内のコンテナに移し、キッズスペースも設けて買い物しやすくしました。
春田園長は来季の入込目標を1割増の1万3200人としたうえで、「明るい話題をけん引していく鉄道かつ、収益的には大儲けできないが、お客さんに上越にお越しいただき、上越を知ってもらって、地元にお金が落ちる、そこに貢献していければ」と話していました。
直江津D51レールパークは、今週19日から12月上旬までの土日祝日に営業します。一般料金はおとな1000円、こども700円です。
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