2022年02月19日 22:00更新
生後2か月未満の乳児を預かるサービスを計画している上越NPO法人法人はっぴーはーとが、クラウドファンディングで支援金を募っています。現在、市内には2か月未満の子どもを預かる施設がありません。NPOでは、コロナ禍などで、産後の不安やうつなどに悩む女性をサポートしたいと話しています。
はっぴーはーと代表 青木貴子さん
「お母さんが(乳児を)みて当たり前の風潮がまだある。お母さん1人ではできない」
クラウドファンディングを始めたのは、上越市高土町にあるNPO法人はっぴーはーとです。代表の青木貴子さんは、助産師20年以上のベテランです。仕事の傍ら、10年前からは育児相談や、産後の不調に悩む女性のトレーニングなどをサポートしてきました。そうした中、青木さんは市内に2か月未満の子どもを預かる施設がない状況をなんとかしようと、去年秋にNPOを立ち上げました。
はっぴーはーと代表 青木貴子さん
「お産でたくさん出血したり、持病で体調を崩したりしても、両親を頼れないことがある。生後8週(2か月)までの預かりが市内にないので、力になりたい」
さらに、もう1つ青木さんが心配していること、それはコロナ禍です。
はっぴーはーと代表 青木貴子さん
「(感染対策で)主人と妊婦検診に行けない。入院中に家族が面会に行けない。お母さんは1人でいろんなことを乗り越えているので、産後はちょっとでも安心してほしい。甘えていいんだよ」
NPOでは、青木さんなど、保育士や看護師、助産師のスタッフを8人そろえ、預かり時は2人が常駐するということです。母親に代わって、ミルクをあげ、抱っこするだけでなく、乳児の健康状態をチェックします。
はっぴーはーと代表 青木貴子さん
「預かりをすることで、少しでもお母さんの笑顔が増えたらいい」
現在、NPOは4月からの預かりに向け、クラウドファンディングで支援金を募っています。期間はおよそ1か月、目標は150万円です。クラウドファンディングはCAMPFIREで行われています。
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