2022年02月11日 11:05更新
建立1230年の節目を迎えた佐渡市新穂潟上の牛尾神社で恒例の神事「お七日(おなぬか)祈願祭」が7日に行われました。
かつては2月1日から7日間宮司が神社に「お籠り」して最終日に行われていた祈願祭。今は祈願祭だけがその形を残し毎年2月7日に執り行われています。古くからの神事が受け継がれているこの祈願祭はお祓い式と神楽が交互に行われ、今年はおよそ30人の参拝者が集まりました。
今年も昨年同様新型コロナウイルス感染防止のためマスク着用や消毒など感染対策を行ったうえでの開催となりました。お祓いでは、参拝者らが家内安全や五穀豊穣、厄払いなどそれぞれの願いを胸に祈っていました。
その後は2人の巫女による「神明神楽(しんめいかぐら)」が披露されました。笛と太鼓の音色や巫女の優雅な舞いに、参拝者たちは見入っていました。
また島内でも見ることが少なくなった恵比寿舞「事代主(ことしろぬし)の舞」も奉納され、漁業の神といわれる恵比寿様が、参拝者の頭を鯛でなでて幸せを願いました。
そして祈願祭の最後には「大国主(おおくにぬし)の舞」が披露されました。農業の神とされる大黒様が舞を披露した後、一年の幸せを願い「打ち出の小槌」を参拝者の頭に触れて回りました。
牛尾神社佐山 眞理子宮司は「まん延防止等特別措置もとられていて厳しい状況だったが、歴史あるお七日祈願祭を開催できてほっとしている」と話していました。
参拝者らは五穀豊穣、厄払いなどのほか、コロナの収束を切に願っているようでした。
佐渡テレビジョン
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