2022年01月21日 12:26更新
上越市八千浦で建設が進められている東北電力上越火力発電所で19日(水)、試運転中の予備電源装置周辺で小火がありました。火は現場の作業員による初期消火で消し止められましたが、警察と消防が原因を調べています。
火災があったのは上越市八千浦にある東北電力上越火力発電所の1号機の建設現場です。
非常用予備発電装置(全景)
上越地域消防局によりますと、おととい19日、東北電力の職員から午後2時過ぎに発電所内の排気管と壁の間から煙が出たと連絡がありました。
東北電力によりますと、非常用の予備電力装置の初めてとなる試運転が前日から始まり、この日は稼働から30分ほど経って、煙に気付いた作業員が消火器で初期消火にあたり、10分ほどで消し止めたということです。
その後、東北電力から連絡を受けた消防が、現場に駆け付け、鎮火を確認しました。
排気管貫通部
消防によりますと、煙が出た排気管は直径およそ1メートル、発電装置の排気ガスを屋外に放出するもので、現場検証では、管と壁の間が黒く焼け焦げているのが確認されました。
この火災によるけが人はありませんでした。警察と消防が、火災が起きた原因を詳しく調べています。
また東北電力は「火災の発生原因の究明を行い、再発防止に努めるとともに、安全確保を最優先に建設工事を進めてまいります」とコメントしています。
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