2022年01月06日 04:00更新
先月17日に発生した大阪市のビル火災を受けて、上越地域消防局が同様の建物を対象に行った緊急立入検査で、31件の違反があったことが分かりました。消防によりますと、いずれのケースも重大な違反ではなく、早期に改善されるということです。
提供:上越地域消防局
緊急立入検査の対象となった建物は、上越市13件、妙高市41件のあわせて54件です。いずれも、高さが3階以上、不特定多数の人が出入りし、外に出られる階段がひとつしかありません。検査の結果、すべての建物で防火管理者が確認でき、1件を除いて、消防計画に基づいた防火管理に取組んでいました。
そのうえで、2回の実施が義務付けられている避難訓練を十分行っていなかった建物が10件、非常口を示す誘導灯が点灯しないなど、設備の不備が11件、また、避難経路はおおむね確保されていたものの、階段に物品が置かれるなどの違反が3件ありました。
違反は全部で31件となっています。消防によりますと、いずれの違反も重大な支障はなく、また、放火のおそれも無いもので、近日中に改善されるということです。
消防では今後、改善状況を確かめ、定期的に立入検査を行なう予定です。
消防では、不特定多数の人が出入りする3階以上のビルを利用する際は、避難経路を確かめてほしいと呼び掛けています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.