2017年07月26日 09:33更新
高校生のスポーツの祭典「インターハイ」が28日から、山形県など4つの県ではじまる。上越市と妙高市の高校から出場する選手・チームを紹介する。
上越総合技術高校 弓道部3年の 稲井 透(いない とおる)さん。
高校生になってから弓道を始めたキャリア3年目。去年、全国選抜大会に団体戦で出場するなど、着実に実力を伸ばしてきた。
しかし全国選抜大会では、自身の持つ力を発揮できず予選敗退。悔しい思いをにじませる。
リベンジと挑んだ今年6月の県総体 個人戦。決勝戦では新津工業の選手と対戦した。試合は外した方が負けとなるサドンデスの射詰(いづめ)勝負。
お互い譲らず迎えた6本目。同時に放った矢は、稲井さんだけが的を射ぬき優勝。インターハイの切符をつかんだ。
「的に当たったときに“よし!”という応援の掛け声がある。当たるたびに大きな声で応援してもらえ、心強かった」と振り返る。
上越総合技術の弓道部は2014年、2016年に個人の部でインターハイに出場している。活躍する先輩の姿を間近で見てきた稲井さん。インターハイ出場という重圧を強く感じていたと・・・。
このプレッシャーを乗り越えようと、練習では的に当てることだけを考え、緊張感を保つことを意識し臨んできた。その成果が実り掴み取ったインターハイ出場。
顧問の鈴木和明 教諭は、「自分のことだけでなく後輩や仲間への配慮もかかさず行い、部をまとめてきた。日頃の成果が発揮され、出場につながったと思う。ぜひ優勝目指して頑張ってきてほしい」と背中を押す。
稲井さんは「(全国選抜での)反省点を生かし、インターハイでは予選突破、決勝に進む」と上位入賞を狙っている。
※2017年7月26日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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