2021年12月06日 16:20更新
昨シーズンの大雪で、高田城址公園の南堀に関川の水を流し込む消雪施設が9年ぶりに稼働し、30日間に渡って排雪作業の役に立っていたことが分かりました。
関川左岸の上越市東城町にある「消流雪設備」です。
この施設は関川の水をポンプで高田城址公園の南堀に流し込むことで、捨てられた雪を融かした、その後、北堀から関川に戻します。川の水温は堀より2度ほど高いため、融雪をより早く進めることができます。
高田河川国道事務所によりますと、昨シーズンは大雪で行われた一斉雪下ろしにより、9年ぶりにこの施設が稼働しました。
その際、捨てられた雪は1月12日からの30日間で2万7000㎥、ダンプ1100台分以上です。
これは、仲町から南本町にかけて行われた一斉雪下ろしの分の雪にあたるということです。
高田河川 国道事務所 山崎義彦課長
「(お堀の)投入雪については、はるかに早く融雪できたので役に立ったと思う」
こうした中、この冬に向けて6日、施設の試運転が行われました。
高田河川国道事務所から作業を請け負う作業員や上越市の職員など16人が操作の手順などを確認しました。
高田河川 国道事務所 山崎義彦課長
「昨年のような大雪に対応できるよう、万全の体制で臨めるよう準備していきたい」
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