2021年11月05日 09:37更新
佐渡市立真野小中学校の合同で、東京パラリンピック2020に出場した山本篤選手を招いた特別授業が2日に佐渡市陸上競技場で行われました。小中合同の陸上教室も開かれました。
特別授業はオリンピック・パラリンピックへ関心を高めてもらおうと、新潟県が取り組む事業の一環で行われています。この日は東京パラリンピック2020に出場した陸上競技の山本篤選手を招き真野小学校3年から6年生までのおよそ150人と、真野中学校の全校生徒およそ100人が参加しました。
山本選手は高校2年生時にバイクの事故で左太ももを切断しました。競技用義足と出会い陸上競技を始め、2008年の北京から4回連続でパラリンピックを経験しています。
そして東京パラリンピック2020の男子走り幅跳びでは、片方の下半身に中等度の運動障害があるか、又は膝から上の下半身が欠損している走者のクラスを指すT63で日本記録を出し、4位に入賞しました。
教室では、陸上競技の基礎について山本選手本人が子どもたちに指導しました。山本選手は走る姿勢や、へその位置について、また手をまっすぐに振る事やカカトをつかないよう着地することなど、速く走るためには4つを意識しながら体を動かすことが大切と伝えていました。
子どもたちはパラリンピック選手のアドバイスを自分の走りに取り入れようと一生懸命に山本選手の話に耳を傾けながら体を動かしていました。
その後、実際に習った事を意識しながら50mやリレー対決をして、体を動かしました。
最後には山本選手のデモンストレーションとして50メートル競走が行われ、子どもたちは、パラリンピック選手の本気の走りに見入っていました。
山本篤選手は「挑戦に大きいも小さいもなく、初めてすることが挑戦なんだという、いろんな考えがあってそんな部分は僕自身も勉強になった。その挑戦を多くできるような後押しできればといいと思った。辛い練習ばかりでなく嫌いにならないために、そのための距離などを設定して楽しみながら練習を続けていくことが大切」と話していました。
児童
「挑戦する大切さやスポーツはその強さだけでなく心の強さだということがわかった」
「柔道をやっているので学んだ事をいかし、挑戦し続けることを大切に、もっと強くなれるようがんばりたい」
佐渡テレビジョン
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