2021年11月05日 17:17更新
10月31日の上越市長選挙で当選した中川幹太さんが5日、村山市長から業務を引き継ぎました。
中川さんは上越市役所を訪れ、選挙後初めて村山市長と顔を合わせました。2人は野口副市長の立会いの下、業務の引継書に署名しました。
このほか、市長が組合長を務める「上越地域消防事務組合」と「上越広域伝染病院組合」の引き継ぎも行われました。手続きの間、2人が業務内容について言葉を交わすことは無く、終始無言でした。
中川さん
「引継ぎを受け、これから責任をもって運営することに身の引き締まる思い。今は、緊急対策を補正予算で打つ、人事を固めるなどの準備に追われている。市民からの要望の声も多く、スムーズに解決できるよう行政と努力していきたい」
また中川さんは、今の上越市は時代の流れに立ち遅れていて改革が必要だと話したうえ、村山市政を「今までの借金を減らして財政調整基金をここまで積み上げ、万全な行政運営をした」と評価しました。
村山市長
「12年の仕事をひとまとめにして、新しい市長に託す思いを強くしている。自分には(中川さんと)同世代の子どもがいる。若い人の気持ちを市政に反映するのは大事なこと。次の世代を担う若者の思いを汲み取り、年代ごとの『思いの格差』を取り込む。これは難しいことだが、市民に選ばれた立場として、若い感覚で思いの格差をまとめてほしい」
村山市長は8日(月)に退任します。中川さんはその翌日、9日(火)に初登庁します。
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