2021年11月02日 08:49更新
本格的な冬を前に、国道で活動する除雪車の出動式が、1日、行われました。
高田河川国道事務所では、上越市、妙高市、糸魚川市にある国道8号線、18号線の2つの路線、およそ128キロで除雪にあたります。専用の機械は75台、雪が5センチ積もったら、出動します。
出動式には、作業を請け負う建設業者などおよそ70人が参加しました。はじめに、高田河川国道事務所の堀尚紀所長が、「管内の累計降雪量は720cm。過去5年平均の2.5倍。気象予測では大雪をもたらすラニーニャ現象が発生する確率が高い。昨年同様の大雪になる覚悟で除雪作業に取り組む必要がある」とあいさつしました。
この後、除雪業者を代表して西田建設の代表取締役、西田行宏さんが「地域住民から信頼され、指示される除雪作業を心掛け、安全に安心して利用できる道路確保を目標に努力していく」と決意を述べました。
上越市では、今年1月8日午前1時からの24時間降雪量が103センチと記録的な大雪となりました。この影響で国道8号線の上越市石橋交差点から国府交差点までの間で、糸魚川方面に向かう車がスタックし、後ろの車が進めなくなって1.7キロの渋滞となりました。
このため、国道事務所では、1月9日の夜から、10時間通行止めにして集中除雪にあたりました。この経験をふまえ、今年度は、車が動けなくなる前に、通行止めにして除雪にあたる方針で取組むということです。
高田河川国道事務所 堀尚紀所長
「気象予測をもとに出遅れない除雪を行うために準備をしっかりとる。事故やスタック車両が起こりやすい場所にあらかじめ除雪車両を配置。雪捨て場を事前に確保するなど、昨年度の教訓を踏まえて対応したい」
高田河川国道事務所ではきょうから来年5月までを除雪期間としています。
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