2021年10月13日 11:51更新
東京オリンピック、パラリンピックで、上越市はドイツチームのホストタウンを務めました。上越市では、今後も、ドイツとのスポーツ交流の縁をもとに、経済観光の振興につなげていきたい考えです。
上越市は東京オリンピック、パラリンピックに合わせ、6年前の平成27年度に合宿招致委員会を立ち上げました。官民一体で取り組んだ結果、ドイツの体操と柔道チームの合宿を平成30年8月からオリンピック直前の今年7月までに5回に渡って受け入れました。
また、市内ではドイツの料理教室や文化を学ぶ講演会などが開かれました。また、市内の小学生がドイツの学校とオンラインで交流したほか、学校給食にドイツ料理が提供されました。
12日は委員会として最後の会議が開かれ、6年間の成果を振り返りました。具体的には、市民の国際社会への理解が高まったこと、コロナ禍における合宿運営のノウハウが蓄積されたこと。さらに、ドイツ体操連盟、柔道連盟とのつながりができたことなどです。
村山市長
「(コロナ禍で)オリンピック・パラリンピックを取り巻く情勢が様変わりした。(それでも)良い成績をあげられたのも上越のおかげだという言葉を頂いた」
活動全体の事業予算はおおむね1億円でした。その一方で、委員からは、期待するほどの経済効果はなかったとの指摘がありました。
上越商工会議所 髙橋 信雄会頭
「経済界から言わせるとほとんど効果なし。上越にとっても残念だった」
市では今後も、ドイツと体操や柔道を通じたスポーツ交流を進めたい考えです。委員からは、交流を経済や観光の振興につなげる仕組みを求める声が上がりました。
上越商工会議所 髙橋 信雄会頭
「上越全体でスポーツコンベンションが定着し、教育・スポーツ・観光もつなげ、地域経済を描く事が大事」
村山市長
「我々に残ったレガシーがうまく融合し連携させて財産を次につなげる必要がある」
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