2021年09月13日 12:29更新
佐渡の魅力を体感する、佐渡環境保全プログラムが市内で12日に行われました。
これは学生を対象に世界でボランティアや教育プログラムの運営を行っているWorld Unite Japan ㈱が佐渡の人・モノ・環境の魅力を体感してもらうこと実施したプログラムです。今回は学生ボランティア団体Step to Peaceに所属する高校生と大学生あわせて9人が参加しました。
この日の午前中は、佐渡市小木地区琴浦で環境保全活動を行っている池しずかさんを講師に招き、鉄炭クエン酸水作りに挑戦しました。
鉄炭クエン酸水は、使い捨てカイロの炭、クエン酸、水を混ぜて作ります。海に放流することによって水質が浄化され藻や水生植物が繁殖する仕組みです。
炭とクエン酸をペットボトルに入れて、反応するまでの間、農作業体験も行いました。
今回は近くのため池におよそ30リットル放流しました。
池さんはこの活動を2年ほど前から行っています。「琴浦の海だけでなく佐渡の海全体を綺麗にするため、より多くの人に知ってもらいたい」と話しています。
池しずかさん
「琴浦でダイビングの仕事をしていて、年々海が汚れたり海藻や魚が減ったりしているのを感じていた。たまたま見つけた(鉄炭クエン酸水づくりを)1人でやっていた感じです。使い捨てのカイロを学校で回収して私たちで作れたらいいなと思っています」
生徒や学生たちは、池さんから佐渡の環境について話を聞きながら楽しそうに作業していました。
World Unite Japan㈱代表のクリスエングラーさん
「佐渡は日本の中でも深刻な少子高齢化問題を抱えています。今回、私たちが実施したプログラムを通して日本のほかの地域から、佐渡へ若い人たちを連れてくることで、島のサポートと地域の文化や環境の保存・保全ができると考えています」
学生たちはこの後、素浜海岸でゴミを拾って観察し、それを作品にするアップサイクリングを行ったということです。
佐渡テレビジョン
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