2021年09月17日 21:36更新
雁木や町家の温もりをテーマにした写真を、空いている町家に展示して見てもらおうという「くらしのシルエット展」が18日から上越市戸野目で始まります。
写したのは、プロやアマチュア写真家ではなく市内の若者5人。暮らしの温もりを伝えたいという思いで撮った作品ばかりで、日常の暮らしをスナップしました。
「くらしのシルエット展」が開かれるのは、上越戸野目にある町家「こうじや byぱとぺ」です。ここは普段空き家ですが、イベント用に使うことができます。
写真展を企画した池田なつきさんは、空いている町家を改築して住むだけが町家の活用ではないとして「(空き家を)住宅や店舗・オフィスにするだけでは(活用する人が)足りない。それ以外の方法としてアート町家を考えた」と話しました。
今回の写真展は、空き家の再生などに取組んでいる一般社団法人「雁木のまち再生」の呼びかけに、池田さんが応える形でコラボが実現しました。「くらしのシルエット展」は、町家とアートを結びつける企画の第1弾として次につなげたいということです。池田さんは「(今後)参加したいというアーティストや美術学生が現れてくれたら。まずは企画を知ってもらい、この空間を見てほしい。(今回は)写真そのものを見るよりは空間の一体感や光・影を味わってほしい」と話していました。
「くらしのシルエット展」は18日から23日まで上越市戸野目の「こうじや byぱとぺ」で開かれます。21日は休館です。入場料は500円で、町家の保存費などに使われるということです。
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