2021年09月14日 16:30更新
上越市立大潟町小学校の児童が14日、学校の中庭で育てた古代米を刈り取りました。
稲刈りをしたのは5年生70人です。児童は5月に学校の中庭にある田んぼ、およそ1アールに古代米の苗を植え、育ててきました。稲刈りはカマを使った手刈りです。
古代米は、病気に強く育てやすいのが特長です。夏には丈が1メートルを超えるほどに育ちました。
すると、思わぬ天敵が現れたそうです。スズメです。
児童は「スズメが来たのでキラキラテープで対策した。たくさん穫れたのでうれしい。スズメに食べられたが十分重みがある」と収穫の手ごたえを感じていました。
小学校がある大潟区はコメ作りが盛んですが、児童の多くは農作業にふれる機会が少ないということです。
5年担任の大橋美紀教諭は「田んぼの近くに住んでいる子は一部。大潟区の産業であるコメ作りを体験してほしい」と話していました。
児童は稲刈りする前に、近くの田んぼに出かけコンバインでの稲刈りも見学したということです。
稲刈りを終えた児童
「農家は手間暇かけてコメを作っているのでカッコイイ」
「体験する前はめんどくさいと思っていた。栽培したことで興味を持った」
この日刈ったイネは、中庭や教室のベランダにはさがけにして、乾燥させます。どのようにして食べるかは今後話し合って決めるということです。
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