2021年09月15日 05:24更新
佐渡市の新穂歴史民俗資料館で「高野喜久雄展 -新保啓氏からの贈り物-」と題した企画展が開催されています。
企画展には、詩人・数学者として活躍した高野喜久雄と親交が深かった、上越詩を読む会の会長 新保啓さんへ宛てられたハガキや信書などが展示されています。
佐渡市新穂地区で生まれた高野喜久雄は、詩人や数学者として活躍し合唱曲「水のいのち」の詩などでも知られています。
会場には、2人が特に交流を深めた昭和28年から昭和32年の間の、詩に対する想いが書かれたハガキや発表前の手書きの原稿などが中心に展示されています。2人がやりとりしたハガキのなかには、代表作「あなたに」のほか、詩集にも収録されていない未発表の作品もみられます。
なお、新保さんはこれらの貴重な資料が新穂歴史民俗資料館で管理されることを希望していて、今後、佐渡市に寄贈する予定だということです。
展示の主催「新穂の歴史と民俗を考える会」の末武正義 副会長は、「ハガキなどに書かれた言葉から当時の詩人の考え方などを知ってもらえればありがたい」と話していました。
「高野喜久雄展 -新保啓氏からの贈り物-」は、新穂歴史民俗資料館で9月26日(日)まで開催されています。
また、新穂歴史民俗資料館では、高野喜久雄の関連資料について来年3月ごろを目途に展示の常設化を目指すとしています。
佐渡テレビジョン
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