2021年09月04日 13:00更新
上越市吉川区の長峰城址保存会が、江戸時代初期に築城された長峰城の知名度を上げようとこのほど御城印を作りました。
これが御城印です。はがきサイズで中央には長峰城の文字と城主だった牧野家の家紋「三つ柏」、右上には牧野家の旗印「五間梯子」、左下には当時の城主牧野忠成の花押が描かれています。
御城印は保存会が、長峰城を㏚して多くの人に足を運んでもらおうと1,000枚作りました。最もこだわったのが長峰城の文字です。保存会と親交のある牧野家の17代当主牧野忠昌さんに揮ごうを依頼しました。
保存会の上野正会長は「牧野さんから揮ごうしていただき感慨。長峰城がたしかに牧野家の城だと認めていただいた。心強く思った」と手ごたえを感じていました。
長峰城は、およそ400年前の江戸時代初期に牧野忠成が築城しましたが、わずか2年で長岡藩に異動したため未完成のままです。
上野会長も「今でも大規模な土塁や空堀が残っている。一生懸命城づくりに精を出していたことが分かる」と魅力について話しています。
御城印は会が主催する城の見学会の参加者に記念品として配布します。また、近くの温浴施設長峰温泉ゆったりの郷で1枚300円で販売しています。
上野会長は「ぜひ長峰城に足を運んでいただいて当時の城主の思いを実感していただきたい」とPRしています。
保存会では見学会など活動の様子をフェイスブックでも紹介しています。
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