2021年08月18日 18:34更新
任期満了に伴う秋の上越市長選挙に立候補を表明している元市議会議員の中川幹太さんが18日、記者会見を開き公約を発表しました。
「市内が一致団結してみんなが幸せになる方法がどこにあるのかを考えていかないと、上越市は生き残れない。とにかくプラス思考で前向きにやっていくことが、来訪者に魅力を感じてもらう上でも大事」
中川幹太さんは8つの公約を掲げました。地域分権のまちづくり、子育てや医療支援、人口減少対策などです。
具体的には、大学生・専門学校生への奨学金がUターンすれば返さなくても良い制度づくり。通年観光を目指し、えちごトキめき鉄道や軽便鉄道と連携した「鉄道博物館」を直江津地区に設置。また、高齢者ドライバーに対し、ドライブレコーダーの装着を補助することなどです。
中川さんは会見で、地域分権を第1の公約に掲げました。そのうえで、現在の市政が全て木田庁舎で決められているとして、一極集中型でなく、各区の総合事務所などが積極的に市政に取組むようにしたいと話しました。
「市内には海から山まで色々な地域がある。それを一つの基準でくくるのは無謀だと思う。14市町村が県の指導で合併した。それぞれの(区の)個性がなくなってきている。各地域が個性を出せるような財政の仕組みを作らなければいけない」
このほか、子育て全国一を目指し、保育料を県内で一番安くすること、また、予防医療・予防介護のベンチャー企業を上越妙高駅付近に誘致し、健康で長生きできるまちづくりが必要だと訴えました。
「介護保険料が高い。県内でも有数。とにかく高齢になっても、最後まで寝たきりにならないでいられる予防医療、介護を進めなければいけない」
最後に、中川さんは、今回の市長選挙の争点について、次のように述べました。
「今の上越市は時代に立ち遅れていると常に感じている。行政マンが本当の意味で政治家になれるか、相当疑問がある。行政マンでは市政を担えないと考えている。民間が活性化しなければ市は活性化しない」
中川さんは、今月予定していた総決起集会をコロナ感染防止対策のため中止としました。今後は、地域ごとのミニ集会や街宣、つじ立ちなどを中心に選挙活動を進めるということです。
上越市長選挙は10月24日に告示、10月31日の投票で即日開票されます。市長選にはこのほか、佐渡市の行政書士 後藤浩昌さん、元副市長の野澤朗さんが立候補を表明しています。
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