2021年08月14日 15:14更新
上越市名立区の旧名南(めいなん)保育園で、取り壊しが決まった保育園の園舎とお別れをしようときょう、建物が一般公開されました。
名立区の旧名南保育園は、昭和47年に合併前の旧名立町立の保育園として開設され、去年の3月に同じく名立区の私立たちばな保育園と統合する形で閉園しました。
まもなく築50年を迎える旧園舎は、閉園後もそのままに残されていましたが、この秋解体する工事が行われることが決まりました。
きょうは、午前9時30分から正午までの間、限定で園舎が一般公開され、卒園者や元職員などが訪れました。
訪れた人たちは、記念撮影をしたり壁に感謝のメッセージを書くなどして、思い出の詰まった園舎へ別れを告げていました。
久しぶりに園舎を訪れた卒園生は、「最後にちゃんと見ておこうと思って来ました。ここでこんなことしたなって思い出されますね。残念です。」「なくなってしまうのはすごく残念だけど、懐かしい思い出と一緒に、ちゃんと覚えていたいと思います。」などと話していました。
また、昭和47年の園開設のときから勤めたという元職員は、「ひとつの景色がなくなるんだというその切なさというか…。こどもたちも、私自身もここで育てられた。人生がみんなここに詰まっている。もう本当にありがとうしかないですね。」と、話していました。
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