2021年08月02日 09:09更新
見慣れた町が生まれ変わる!
上越市直江津地区を舞台に、住民と現代アート作家がコラボする「なおえつうみまちアート」が1日に始まりました。およそ2か月にわたり、アート作品を見るだけでなく、直江津の歴史や文化を見つめ直す体験型のイベントを目指しています。
「なおえつうみまちアート」は、直江津地区の活性化を目指して、上越市、良品計画、頸城自動車が協力して実行委員会を立ち上げました。国内外で活動する現代アート作家8組が、船見公園周辺の海岸や安国寺通りなど4か所で作品を展示しています。
実行委員長 山田知治さん
「直江津の魅力を再発見。多くの市民に関わってもらい(郷土への)愛着や誇りにつなげてほしい」
良品計画・金井政明会長
「海があって自然と生活環境、そこに祇園祭や新しい文化をみなさんが作る。こういうモデルをぜひ直江津のみなさんがみせてくれるとありがたい。我々も巻き込まれたい」
展示される作品は、作家が実際に直江津の町を歩いて住民とふれ合う中で、制作したという事です。
これは西村優子さんの作品「100年後・旧直江津銀行の姿」です。1万円札に使われる紙と同じものを幾重にも重ねました。会場となった旧直江津銀行、ライオン像のある館に展示することで、電子マネーの時代に未来の銀行をイメージしたということです。
これは渡辺英司さんの作品「小さな屋台/移動案内車」です。祇園祭の屋台をイメージしたもので、移動販売リアカーとして市民に貸し出しできるようになっています。
キュレーター 鈴木潤子さん
「ミニ屋台を貸し出し、自分の家に持ってきてお店屋さんごっこしたり、美しい作品からちょっと笑える作品まで。こんな風景がこの町にできたらいいなと。なにより楽しんでほしい」
「なおえつうみまちアート」は、来月26日(日)まで。期間中は、住民参加のワークショップやイベントなどが予定されています。詳しくは、うみまちアートのホームページをご覧ください。
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