2021年07月28日 17:12更新
上越市は27日(水)会見を開き、新型コロナウイルスの個別接種で、ワクチンの対象年齢である満12歳に達していない子ども3人に誤ってワクチンを接種したことを明らかにしました。
市によりますと27日(火)、市内の医療機関から報告があり、ファイザー製ワクチンの対象年齢である満12歳の誕生日を迎えていない女の子1人に27日にワクチンを接種したことが分かりました。
理由は、この子どもが12歳になる誕生日の1か月前であったにも関わらず、医療機関が年齢確認を怠ったためです。接種した後に、誕生日を迎えていないことに気づいたということです。
この報告を受け、市は27日、ワクチン接種を委託する全ての29の医療機関に確認したところ、同じような事案が別の市内の医療機関であり、10日に女の子1人、13日に男の子1人にそれぞれ誤接種していたことがわかりました。
市では、誤接種を受けた3人の体調について、変化が無いことを確認したうえ、それぞれの保護者に謝罪しました。また再発防止に向けて、医療機関あてに注意喚起の文書を出し、年齢確認を徹底するよう呼びかけています。
誤接種が起きた背景には、市がすみやかにワクチン接種を受けてもらおうと、12歳の誕生月の前の月に、早めに接種券を送っていたことがあります。
今回の件を受け、平成21年9月以降に生まれた人には12歳に達してから接種券を送るよう切り替えるということです。
市によりますと、12歳から15歳までのワクチン接種対象者は6715人で、そのうち接種の申し込みがあったのはおととい26日現在、2867人とおよそ4割強となっています。
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