2021年07月23日 19:30更新
生理用品を購入する経済的余裕がないいわゆる「生理の貧困」を支援しようと、地元でフードパントリーを展開する支援団体が初めて上越市市民プラザで衛生用品の配布を行いました。
衛生用品の配布を行ったのはNPO法人くびき野NPOサポートセンターが運営するフードバンクじょうえつです。
この団体ではコロナ禍を受け、去年12月から生活が苦しいひとり親世帯に市民や企業から寄付された米や野菜、インスタント食品などを無償で配布しています。
今回は初めて、経済的理由で生理用品を買うことのできないいわゆる生理の貧困に悩む家庭を支援しようと120世帯分の生理用品を用意しました。
フードバンクじょうえつの新保絵梨さんは「女性には必要不可欠なものなので喜んでもらえたらうれしい。今後も定期的に開催できるように準備をしていきたい。」と話していました。
利用者は「子供4人を一人で育てている。そのうち自分も含め3人が生理用品が必要なので総額でかなり高額になる。夏休みは食費もかさむのでこうした配布はとても助かっている。」と話していました。
この日は妙高市でも35世帯が利用し、合わせて150世帯分が配布されました。フードバンクじょうえつによりますと、今年中にもう一度生理用品の配布を予定しているとのことです。
フードバンクじょうえつでは食品などの寄付やボランティアの参加を呼び掛けています。詳しくは事務局までお問い合わせください。
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