2021年07月17日 17:16更新
上越市直江津地区を会場にした現代アートのイベント「なおえつうみまちアート」が、来月から始まります。それを前に、関根学園高校の生徒と地元の小学生が、町なかに飾る作品を作りました。
作品は、17日に上越市中央の互の市広場で開かれたイベント「互の市アートマルシェ」で、公開制作されました。このイベントは、来月から直江津地区を会場に開催される「なおえつうみまちアート」を盛り上げようと、実行委員会と直江津駅前商店街振興組合が共同で企画しました。
直江津駅前商店街振興組合の重原稔さんは「地元直江津で素晴らしいイベントが予定されている。地域も一緒になって盛り上がり、みんなで楽しめればいいなと思い、プレイベントとして企画した」と話します。
17日は、関根学園高校の美術部13人が「なおえつうみまちアート」に参加するアーティスト 渡辺英司さんの作品「小さな屋台」を作りました。渡辺さんが作った木の枠組みに色を塗って、装飾を付けていきます。
美術部部長の西條千咲さんは「お願いを受けるのは初めてでびっくりしたが、嬉しい。いろいろな人に制作の過程を見てもらうのは初めてなので、緊張するがだんだん楽しくなってきた。町の人たちに喜んでもらえれば」と話します。
また、会場に訪れた小学生も、作品に飾る絵を描きました。参加した親子は「家だと絵具で思いきりやっていいと言えないが、こういう場所で楽しめていい機会になった」と、作品作りを楽しんでいました。
関根学園の生徒と小学生がつくった「小さな屋台」は、全部で6台です。直江津地区の町なかに設置され、商品を販売したり看板として使用されます。
そのほか会場には、スイーツや駅弁など直江津のグルメや、えちごトキめき鉄道のオリジナルグッズが並びました。
重原さんは「商店街は元気がなくなっているが、何かの機会で力を合わせて元気にするきっかけにしたい。うみまちアートで町に出てもらい、直江津・上越を元気にしていきたい」と意気込んでいます。
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