2021年07月09日 16:05更新
猛暑対策で元気にジャンプ!
上越市立水族博物館うみがたりのイルカプールに日よけが設置されました。直射日光による水面近くの気温上昇を防ぐ効果が期待できます。
日よけは幅13.4メートル、奥行2.9メートルと1.9メートルの2枚設置されました。これで、プール全体のおよそ半分を覆います。素材はポリエステル製で片側に収納でき、主に日差しが強い時に使用します。
日よけで水面近くの気温上昇が抑えられ、イルカが呼吸するときストレスがかからないということです。
うみがたりでは、オープンからの2年間でバンドウイルカ2頭、シロイルカ2頭が相次いで死にました。
市教育委員会が専門家に死因の調査を依頼した結果、上越市の気候が、うみがたりに来る前に飼育されていた横浜・八景島シーパラダイスに比べて厳しく、夏の暑さや冬の寒さによるストレスから免疫力が低下したためと考えられています。
上越市教育委員会 新部彰 課長は「(日よけの設置で)安心してもらい、また多くの皆さんからイルカを見に来館いただければありがたい。イルカを飼育できる環境整備を進めつつ、イルカの補充も並行して進めていきたい」と話しています。
日よけの設置工事は今月15日に終わります。
このほか、シロイルカが飼育されていた「ふれんどプール」でも日よけの設置工事が9月から始まります。
なお、冬の強風を防ぐ防風壁の設置も冬までに行う予定ということです。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.