2021年07月08日 17:59更新
教育分野のノーベル賞といわれる「グローバルティーチャー賞」の50人に選ばれた上越市出身の竹内啓悟さんが7日、市の教育長などを訪ね、地元の教育にノウハウを生かしたいとアピールしました。
竹内啓悟さんは、高田高校出身の36歳。去年、教育分野のノーベル賞といわれるグローバルティーチャー賞の世界トップ50人に選ばれました。7日は野口副市長や早川教育長に対し、ICT教育などのノウハウを説明したうえ、市の教育行政に協力を申し出ました。
竹内さんがグローバルティーチャー賞に選ばれたのは、東京の中高一貫校でいち早くタブレットを使ったICT教育を導入し成果をあげたことが評価されたからです。具体的には、AIロボットを使ったプログラミングやデジタルサイネージのデザインを作ってJR東日本に提案するなど、生徒に実社会とのつながりを実感できる教育プログラムを開発しました。
竹内さんは、去年教員を退き、現在は教育ベンチャー企業でキャリア教育などのオンライン塾を立ち上げています。
そして、ボランティアとして自身のノウハウを上越市に還元したいと申し出ました。
竹内さんは「上越はオンライン教育やICT化が進んでいない。生徒や教員の減少も課題。良い未来を作れるよう協力したい」と意欲を示していました。
早川教育長は「人口減少に伴う教育格差を解消したいので、ぜひ協力をお願いしたい」と話し、前向きに受け止めていました。
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