2021年06月07日 11:32更新
佐渡市役所で4日、GIAHS(世界農業遺産)認定10周年を記念し行われた掲揚式が行われました。
掲揚式には、渡辺竜五佐渡市長や今年4月に発足した佐渡地域世界農業遺産推進協議会のメンバーの他、市役所職員などが参加しました。幅90cm、高さ4m80cmの懸垂幕が市役所に掲げられると、参加者は拍手で10周年を祝いました。
GIAHSは世界的に重要な伝統的農業を営む地域をFAO国際連合食糧農業機関が認定する制度で、佐渡はトキとの共生を目指した「生物を育む農法」の取り組みや、棚田の景観などが評価され2011年6月に日本では初めての認定を受けました。
渡辺市長は「高野市長と2011年に北京に行って受賞したことがきのうのように思い出す。初めて里山や生物多様性が農業や文化とリンクしている事が世界的に証明された認定であったが、里山の保全など、まだうまくいっていない。そこをしっかり考えていかなくてはいけないと」と話しました。
佐渡市では今年10月末ごろにGIAHSの記念フォーラムを3日間にわたり開催する予定です。10年目の今年、普及啓発活動をより強く進めていくとしています。
佐渡テレビジョン
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