2021年06月03日 18:33更新
この冬の豪雪で上越市では屋根の雪下ろしなどで25件の落下事故があり、そのうち9件で重傷者が出ていたことが分かりました。こうした中、上越市は屋根からの転落を防ぐため「命綱固定アンカー」の設置を促そうと、その費用を補助することになりました。
大きなポイントは対象を要援護世帯に限らず、一般世帯まで含めることです。これは6月議会に提案され、承認され次第、来月から申請の受付を始めます。
命綱固定アンカー
市によりますと、この冬の豪雪で屋根の雪下ろし中に発生した落下事故は25件で、そのうち9件では、肋骨を折ったり両足が運動不能になるなどの重傷者が出ました。市ではこうした落下事故を防ごうと「命綱固定アンカー」の設置を促進する方針です。
アンカーは、屋根に張ったワイヤーに命綱を結ぶ仕組みです。市では、県の普及促進事業が要援護世帯だけを対象とするのに対し、一般世帯も対象にします。補助額は要援護世帯が県からの補助を含めて最大10万円、一般世帯は最大5万円です。募集は要援護世帯50件、一般世帯20件です。
アンカーの設置補助事業は6月議会の補正予算案に組み込まれ、承認され次第、7月から申請を受け付ける予定です。
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