2021年05月23日 14:48更新
上越市牧区棚広集落の棚田で、きょう、ボランティアが田植えの作業を手伝いました。
田植えには、県が棚田での農作業の支援や、都市と農村との交流などを目的に進める「棚田みらい応援団」に参加する県内の企業や大学などのボランティア25名と、上越市の「中山間地域支え隊」に参加するボランティア3名が参加しました。
棚広集落でのボランティア活動は、平成30年から田植えと稲刈りを合わせて5回行われています。
参加者は、田植え機では作業が難しい棚田の端を中心に、手植えで苗を植えていました。
【参加者】「足がとられてかなり大変でした。田植えをされている皆さんの大変さが、すごく分かりました。また、来年もできるようなら、参加させていただきたいと思います。」
また、参加者の中には、田植え機での田植えを体験する人もいました。
【参加者】「まだ、農業も完全な機械化ではなくて、人の手が関わらなくてはならない。若手不足は、機械だけに頼っても解決はしない。若い人たちに魅力的に映るような方法を、自分たちが考えていかなければならないと思いました。」
農業法人棚広生産組合の、羽深栄一代表理事は「集落の高齢化が進むなか、ボランティアに支えられて棚田が守られている。若い人たちとの交流によって、地域にもエネルギーを与えてもらっています。」と、話していました。
棚広集落では、9月にもボランティアが棚田の稲刈りを手伝う事になっています。
羽深さんは「今回はできなかったが、秋には収穫したコメをかまどで焚いて、参加者と交流できれば。」と話していました。
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