2021年05月20日 15:01更新
千枚田の風景を後世に残したいと始まった、佐渡市畑野地区小倉の千枚田オーナー制度。新型コロナウイルスの影響で、去年の田植えは役員や関係者のみの参加でしたが、今年は16日、島内のオーナーも参加して作業しました。
畑野地区小倉の千枚田で行われた田植えには、島内の田んぼのオーナー13組およそ70人のほか、地域住民など合わせて90人ほどが参加しました。
小倉千枚田のオーナー制度は、農業の担い手が減少していく中、地域が誇る棚田の風景を後世に残そうと、小倉千枚田管理組合が平成20年から田んぼ1枚につきオーナーを募集しています。
毎年島外からのオーナーも参加して田植えをしますが、今年は島民限定でおこなわれました。
今年は全ての田んぼでオーナーが決まっています。コロナ禍で島外へ出かける機会が少なくなっている今、子どもたちに自然にふれ合う機会を持たせたいと、島内からの応募が増えているということです。
参加者は、自分の看板が設置された田んぼで、土の感触を楽しみながら苗を植えていきました。
参加者
「家族で参加できて楽しかった。夢中になって田植えすることができました」
オーナーとして参加した畑野小学校5年生の児童は、自然の豊かさを身をもって感じていました。
時折雨が降るなど天候に恵まれませんでしたが、参加者は田植えを楽しんでいました。
小倉千枚田管理組合の菊池朝治組合長は「島内のオーナーの方だけでも田植えを体験してもらうことができて大変嬉しい」と話しいました。
今回、植えられた苗は今後、小倉千枚田管理組合が管理し、10月中旬には稲刈りイベントを島民限定でおこなうということです。
佐渡テレビジョン
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