2021年04月25日 13:04更新
上越市の文化財「旧今井染物屋」で進められた、耐震改修などの工事がこのほど完了し、今月29日に地域の賑わいをつくる施設としてオープンします。
上越市大町5丁目の「旧今井染物屋」は、高田藩があった頃の江戸時代末期に建てられました。
市内で現存する町家としては最も古く、高田を代表する町家として価値が高いとして、令和元年8月に市の文化財に指定されました。
29日のオープンを前にきょう、建物の内部が公開されました。
建物の構造は木造切妻造の2階建てで、雁木の上に部屋がある「造り込み式」の雁木が特徴です。
内部は、茶の間や座敷など昔の雰囲気をできる限りそのままに残す部分と、トイレなどの水回りや、各種体験などができる作業場など、現代のものに改装された部分に分けられます。
土間などは、凸凹が付いた当時のままの姿を残す一方で
館内には、最新の消火設備などが設置されています。
市では、「趣のある空間を生かしつつ、雪国高田の風土産業である「バテンレース」を基軸とした、常設の工房を設置し地域文化の継承および発信の拠点として活用を図る」としています。
旧今井染物屋は、29日(木・祝)の午前11時にオープンします。
通常の開館時間は、午前10時から午後5時まで。
毎週月曜日が休館日です。
入場は無料です。
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