2021年04月15日 16:18更新
岐阜県の陶芸家、月形明比古さんと那比古さん親子の作品展が、上越市本町のアートサロン遊心堂2階「遊心堂ギャラリー」で開かれています。
この作品展は、月形明比古さんの父 那比古さんが糸魚川出身だった縁で、毎年この時期に上越市で開かれてきました。那比古さんは15年前に亡くなりました。
会場には、親子が作った陶芸作品や絵画など、およそ60点が展示されています。
そのうち、父 那比古さんの陶芸作品は、みずから編み出した「鬼志野焼」という技法で作ったものです。岐阜県に伝わる志野焼をアレンジして、半地下式の穴窯で長時間焼きました。作品は激しい色使いと造形が特徴です。今回、およそ4割の作品が上越初展示になります。
息子の明比古さんは、父の技術を継承しながらも落ち着いた作風が特徴です。
「美濃井戸青茶碗」
明比古さん
「新作。静かなブルーのイメージを窯焼きで出した。素朴な色の中に、いろいろな色が深くでている作品で気に入っている」
「雪帽の山~春を感じながら~」
明比古さん
「心象的な思いで妙高山を描き上げた。今年1月に完成した新作。子どもの頃から上越を訪れて感じた、山の神秘性やミステリアスな部分を表現している」
月形明比古さんと那比古さんの作品展は、19日(月)まで、上越市本町4丁目のアートサロン遊心堂で開かれています。時間は、午前10時から午後5時半までです。期間中は毎日、明比古さんが作品を解説するということです。
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