2021年04月12日 12:52更新

上越市大潟区新堀川の河口付近で10日、釣り人2人が乗っていたゴムボートが転覆し、うち1人が鼻の骨を折るけがを負いました。

上越海上保安署によりますと、事故があったのは上越市大潟区犀潟の新堀川河口付近です。10日午前6時ころ、上越市在住の20代の男性2人が釣りのため、現場近くの砂浜から船外機付ゴムボートに乗船し出航しました。

沖合100メートルに設置してある離岸堤を通過したところ、波が高かったため砂浜に戻ろうとしましたが、河口に設置してあった消波ブロックにゴムボートが衝突し転覆。2人は海に投げ出されました。2人は救命救急胴衣を着用しており、自力で近くの消波ブロックに上がりましたが、1人が顔面を負傷し119番通報。男性は県立中央病院に搬送され、鼻骨などの骨折と診断されました。

事故当時の天候は、風が北3メートル、波は0.5メートル、うねり1メートルでした。

上越海上保安署では、ゴムボートやミニボートは馬力がなく流されやすいため、風や波の状況を事前に確認してから海に出てほしいと呼び掛けています。

参考：海上保安庁がまとめる「海の安全情報」