2017年06月13日 12:22更新
いわゆる「お寺離れ」を解消し、宗派の垣根を越えて寺に親しんでもらおうと上越市柿崎区にある浄善寺の住職があるアイデア商品を開発し、全国にまで拡がりを見せている。
室町時代から歴史がある浄土真宗 本願寺派、柿崎区の浄善寺。教会のようにも見える本堂の外装はインドのパゴダ様式で昭和2年に建てられた。
宗祖の親鸞聖人がかつて旅の途中で宿をとり、教えを説いた場所として伝わり、本堂には親鸞聖人が横になったとされる枕石が安置されている。
この寺の前に掲げられているのが「のぼり旗」。
「お寺離れ」を解消し、若い人にも気軽に立ち寄ってほしいと住職の長井順一さんが2年前から掲げている。「ようこそ お寺へ」と書かれたシンプルなデザインで、参拝者の反応も良い。
住職によると一般の参拝者は年間1,000人ほどたったものが、のぼりの効果で200から500人くらい増え、若者や外国人の姿も見られるようになったという。
住職は「のぼりを自分の寺だけでなく、全国の寺院でも活用してほしい」と、個人事業主としてフェイスブックの専用ページを活用して呼びかけたところ、全国50ほどの寺から約300枚の注文が来たという。
色は6色あり、価格は2,000円。上越市や妙高市の6か所ほどの寺でも利用されている。浄善寺ではお寺を人々の集う場所ととらえ、様々なイベントも開催している。
※2017年6月13日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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